遺言・相続関連

遺産分割協議書の書き方とは?正しい記載例・手順を行政書士が解説【2025年最新版】


目次


はじめに|遺産分割協議書はなぜ必要?

遺産分割協議書は、相続人が複数いる場合に「誰がどの遺産を相続するのか」を明文化するための書類です。不動産の名義変更や銀行口座の解約など、多くの相続手続きにおいて提出が求められます。

遺産分割協議書の基礎知識

遺産分割協議書は、相続人全員の同意のもとで作成される文書です。記載すべき項目には、被相続人の情報、相続人全員の氏名・住所、相続財産の内訳、分配の内容などがあります。署名・押印と印鑑証明書の添付も必要です。

遺産分割協議書の正しい書き方【基本編】

  1. タイトル「遺産分割協議書」
  2. 協議日
  3. 被相続人の氏名・死亡日・住所
  4. 相続人全員の氏名・住所・続柄
  5. 遺産内容(例:不動産、預貯金、株式など)
  6. 分割方法(例:長男が自宅を相続)
  7. 相続人全員の署名・実印押印

遺産分割協議書の書き方【実践編】

不動産の記載例

所在:岐阜県瑞穂市〇〇町
地目:宅地
地積:123.45平方メートル
→ 上記不動産を長男○○○○が単独で相続する。

預貯金の記載例

○○銀行 ○○支店 普通預金 口座番号:12345678
→ 次男○○○○が相続する。

株式の記載例

証券会社:○○証券
銘柄:○○株式会社 株数:100株
→ 相続人○○○○が相続する。

よくある質問(Q&A)

  • Q:自分で書いても有効?
    A:相続人全員の合意と実印があれば有効です。
  • Q:一人でも反対したら?
    A:家庭裁判所での調停・審判が必要です。
  • Q:印鑑は認印で良い?
    A:不動産登記には実印と印鑑証明書が必要です。

行政書士に依頼するメリット

  • 法律に基づいた正確な作成が可能
  • 戸籍・財産調査の代行
  • 不備がなく、金融機関・法務局に通りやすい
  • 複雑な相続関係でも円滑に調整できる

まとめ|遺産分割協議書は円満相続の第一歩

遺産分割協議書は、相続手続きを進める上で不可欠な書類です。正しく作成し、相続人全員で合意しておくことで、後のトラブルや手続きの遅れを防ぐことができます。

不安がある方は、専門家である行政書士に依頼することをおすすめします。


相続でお困りの方はお気軽にご相談ください

岐阜 行政書士田中貴之事務所では、遺産分割協議書の作成や相続手続きを専門的にサポートしています。初回相談は無料ですので、お気軽にご連絡ください。



田中 貴之

代表 行政書士 

田中 貴之

保有資格 行政書士、上級相続診断士、宅地建物取引士、AFP、証券外務員1種

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